un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

2014-06-28から1日間の記事一覧

あの霞んだ山の方では――短歌モドキ14

建物のパスワードわからず研究室に戻れぬ夕べだった本を読むのに適した場所を探して散歩に出るも空は低くあの霞んだ山の方ではまぶしくも雨が降っているのだろうか水滴が頁の上にあらわれて曇り空みすてて雨宿り図書館の机に好きな本並べ離れた場所でべつの…

さびしさにつらさを変換するアダプターーー短歌モドキ13

いつまでも季節を隠す透き通る灰色の空に包まれていたい美しい詩を見たとたん立ち上がる無力さや窓外の青空さびしさは静けさだから音楽に演出されたさびしさ嫌いひとは毎日生まれ変わるのに課せられた仕事は変わらぬままださびしさにつらさを変換するアダプ…