un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

あの霞んだ山の方では――短歌モドキ14

建物のパスワードわからず研究室に戻れぬ夕べだった

本を読むのに適した場所を探して散歩に出るも空は低く

あの霞んだ山の方ではまぶしくも雨が降っているのだろうか

水滴が頁の上にあらわれて曇り空みすてて雨宿り

図書館の机に好きな本並べ離れた場所でべつの書を読む