さびしみのなかに幸せを求めよ――短歌モドキ16
何日も書肆に通い読みあきた詩を御守りとしてレジに運ぶ
たぶんこれから一週間くらい毎朝よむことになるのだろう
大学生のうちに読みたいと書かれならされてしまう欲望よ
図書館に一度よんだ詩をさがしに行くときのこの距離感がすき
さびしみのなかに幸せを求めよこれがおまえへの遺言だと
#最後のはカラマーゾフの長老の台詞「『悲しみのなかに幸せを求めよ』.これがおまえへの遺言だ」のもじり.「まぶさびのなかに」にしようとも思ったけどそれはさすがに.