un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

さびしさを求め歩いた賜物――短歌モドキ17

さびしみを理解できないひとという概念自体がすでにさびしい

二日後に忘れてしまうと知りながらさびしさ求め詩集めくれり

かがやきが消えるのこわくてたやすくは読み返せずに書架にもどず詩

しあわせを求めて買ったりんごジュースしあわせ濃くて水で割った

さびしさを求め歩いた賜物はおつりを渡す包むような手

歩くため雨が止むのを待てば夜いつまでふて寝すればすむのか