un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

台風がくるまえなのに夕空は――短歌モドキ18

起きても起きても雨ばかりで降っていなかったと唱えてもだめだ

なんということだカフェイン中毒の倦怠に詩が効かないとは

雨の日のカーテンを閉めキジバトやせせらぎの音で部屋を満たして

川沿いを北へ北へと進みゆき片影に沿って引き返したり

台風がくるまえなのに夕空は秋のようで外歩きたい
 
 
 
#はじめのは『モロイ』の「真夜中だ.雨が窓ガラスを打っている.真夜中ではなかった.雨は降っていなかった」を踏まえて.