海岸に打ち捨てられたまぶしさや――短歌モドキ20
海岸に打ち捨てられたまぶしさや眠気をさそう夏霧の朝
身の丈の半分もない片影に下半身を埋め歩いて
携帯と時計を捨てて街に出て河川敷をずっと歩けば
文字盤の八時三十分はもうすっかり夏の果な気がする
川沿いに色とりどりの日傘すぎ詩集の目次を詩だと思う
海岸に打ち捨てられたまぶしさや眠気をさそう夏霧の朝
身の丈の半分もない片影に下半身を埋め歩いて
携帯と時計を捨てて街に出て河川敷をずっと歩けば
文字盤の八時三十分はもうすっかり夏の果な気がする
川沿いに色とりどりの日傘すぎ詩集の目次を詩だと思う