un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

2014-10-04から1日間の記事一覧

本たちの街――詩モドキ2

あにの積み上げた本の塔がくずれ ひとつずつ拾い上げようと 手を伸ばしたその先が 街になっていて気がつけば なかを歩きまわっていた 歩くたびに失われてゆく 青空と街路の前世の記憶 詩の一節や ニュアンスのきらめきを 新しみつつさびしみつつ いつも周縁…