un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

2014-10-15から1日間の記事一覧

もう本を読むのはやめた――短歌モドキ33

半袖を着て出たことを悔やみつつきみまでつづく星月夜とぶ ほ 詩好きよもう本を読むのはやめた ぼくたちは止まった時間のなかで生きる よ 無ぬばたまの夜の墓地をさまよえば浮動する九鬼周造之墓 ふ 銅ねるまえの自動書記のセッションが成層圏をつきぬけてゆ…

きょうはやすんでもいいよ――詩モドキ4

きょうはやすんでもいいよ とだれかに言われて 目が覚めた朝の床の上に 差し込むひかりや宝石の曇り 完璧な配置の家具があり ここで死んだと思ったから やっぱりきょうはやすもうと 八回記憶をたどってみると 生きていて 飛行機かなにかがとぶ音がして 想像…