un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

2014-06-22から1日間の記事一覧

風の日の友人と会った瞬間に――短歌モドキ9

風の日の友人と会った瞬間に煙のように詩想は消え失せ軽装で学校に来ただけなのに 衣替え? と二人に訊かれた持ち歩く本の厚さは世界の厚さ 薄雲の空を覆えり季節なき視覚世界の空虚さのそとからゆんゆんと電話鳴るそれだけでもう淋しいことだ 朝起きた世界…