un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

拒食症じゃなく――短歌モドキ26

友人と別れるたびに自意識が憑依し合うと考えてみる  ひ 用意

拒食症じゃなくて嫌いなだけです気にしないでと何度でも言う  きょ 私欲

通りからフランス語が聞こえたような気がしたままでいたかったの  と 檻

留守電ににゃあにゃあと声入れたいのを必死に抑える朝だった  荷 やあ

衆生みな睡眠欲を抑えられず今日も懺悔明日も懺悔  斬 げ