un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

紫の指輪――短歌モドキ28

紫の指輪欲しさに明後日のことあなたは詩がかけなくなる  斑さ き

まぶさびの滝彫ってある紫の指輪がほしいとってもほしい  ゆ 琵琶

なんとなく神はヘーゲルと説いたのを後悔わたしスピノジスト  か 魅

一五〇ページ程度の旅なら一時間で充分 いってくる  自由 ぶん

学生時代の終りと同時に寂滅するのが幸せやはり  じゃ 汲めっ