un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

しぶきあび ikb に染まる服――短歌モドキ3

せつなさよりさびしさがすき読み終えた小説を読み返せず閉じ

時の上に懸かった月を友としてとおい祭りの夜を想う

平日の病院の食堂での午後は幸せであるべきだろう

まぶしくて曇り空から目をそらし小雨ふりそそぐ橋渡りけり

しぶきあび ikb に染まる服

服の色を世界の色と取り違え身にふりそそぐ白いさびしさ

もう秋で海を知らせるポスターは古いと思った六月だった

涙とか帰依よりもただ純粋なさびしさもとめ書をめくる午後

永遠の神の観念のさびしさをひとは恩寵と呼ぶのだろう



#まんなかのは下の句考えるよりは川柳(=俳句モドキ)にしたほうがいいかなと
#ikb とはもちろんインターナショナル・クライン・ブルーのこと
#そろそろポエムかきたいなあって思うけどここ数日一年ぶりくらいの短歌モードだったり