un journal

「未知ある  陰ひとつない道歩く曇り空 君のさびしさはどんなさびしさ  く」

睡眠がひと本来の空虚なら――短歌モドキ6

暑くても散歩しないとどうにもだめだ 私が世界に追い付くために

さらってきた文学青年に尋ねよう 君の得意なレトリックなに

教室の扉のむこうで話す声こわいこわい関わりたくない

消滅と過剰のはざまでかくのだひとはそのたびごとの永遠のため

余白がありトーンがあるのが詩なのなら改行の多いブログは現代の詩

いつまでも昨日と今日のあいだにて何かを忘れ何かを学ぶ

睡眠がひと本来の空虚なら眠れるひとに罪はないだろう